着物について

最初に揃える着物

着物に興味を持って最初に何を揃えるとよいかよく聞かれます。
浴衣・振袖は別にして是非とも揃えてほしいのが訪問着・付け下げです。着物を着る機会はやはり礼装が多いのでこれさえあれば困ることはないです。柄は豪華なものから趣味性の強いものまでいろいろありますが着る用途に合わせて選びましょう。どこにでも着ていくならあまりにも豪華な柄より少し控えめで上品なもののほうが良いと思います。これに袋帯を合わせますがこれも豪華なものからお洒落なものまでいろいろあります。袋帯を変えることで印象がかなり変わります。豪華な帯は着物の格を上げるぐらいに引き立ちますのでできれば豪華なものと控えめなものを揃えられるとよいです。
次に揃えるのは普段着や街着として着られるもので小紋や紬です。普段さりげなく着るなら紬がいいですし会合や略礼装ぐらいまで着るなら小紋がいいです。着る場所の説明は難しいですが、実際に着物を綺麗に着ていれば正装であるとみられますのでどちらでもよろしいです。着用後のお手入れは紬のほうが簡単かなと思いますが、パールトーン加工をしていればお手入れに関しては同じです。帯は九寸名古屋帯や八寸かがり帯を合わせます。袋帯もそうですが帯は安くて品質の良いものがありますので複数持たれて楽しまれるのが良いです。
長襦袢は正絹が着心地や裾裁きが良ろしいです。袖丈・裄などを揃えておくと訪問着にも小紋・紬にもどちらにでも合わせられます。着物をよく着られる方や舞台などで着られる方はポリエステルの襦袢なら家庭で洗えますので揃えておけば便利です。二部式長襦袢や既製品もあります。
着物を仕立てられる時は呉服店で寸法を測ってもらうのが良いです。体形が変わっても着られるように余裕をもった寸法でお仕立て下さい。また他店で作ることもありますので寸法表はもらっておいたほうが良いでしょう。当店ではコンピューター管理をしていますので問い合わせがありますとすぐにお知らせいたします。

しきたりについて

着物ってしきたりがあって難しいと思っていませんか。実際にしきたりがわからないので着装に自信が持てない。それで着ないという方もいらっしゃいます。
着物のしきたりは昭和40年代の着物ブームの時に着物評論家などが着物のTPOをわかりやすいようにまとめたものです。ただ、わかりやすくまとめたものが、着物が日常着から離れていったため、そうでなければならないといったバイブルのようになっていったのです。
書かれていることは正しいですが、これは戦前の良家の風習であって庶民に当てはめるのは少し違うかなと私は思います。
最近は着物を着られる方が少ないこともあって自由に着られています。入卒式は昔は制服のように黒絵羽織を着ていましたが、今は訪問着、色無地、小紋などいろいろいらっしゃいます。羽織を着ていらしゃる方もいらっしゃいますしいろいろな着装を見られて楽しいです。
着物は日本の衣装であり1000年以上の歴史があります。公家のしきたり、武家のしきたり、時代の流れ、地域によって様々なしきたりがあり現代に至っています。薄っぺらい本で説明できるものではとてもありません。
雰囲気に合った着物、失礼にならない着装であればそれでいいと思います。着物を着ていれば正装と見られるのでそう難しく考えることはありません。ただし、お茶会など主催者側の指示があればもちろんそれに従ってください。
帯合わせなどで当店に相談される方も多いです。お手持ちの着物でよろしいのでお気軽にご相談ください。

着物のことなら松葉屋へ

浴衣

特別奉仕品の一例

営業時間・休日

営業時間:
AM9:00~PM7:00
休日: 毎週 水曜日

※休日も着付けはしますのでご予約下さい。
大分県中津市一ツ松50-8
TEL:0979-24-0117

お問い合わせ
※地図はこちら